
画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
ここではウマ娘 シンデレラグレイ 第3巻の内容について少しだけ紹介します♪
第3巻の見所はここ!
・託された想いを力に変えて、オグリキャップ、往きます!
・中央を無礼るなよ→ひえぇ
・いよいよ始まる中央での挑戦
託された想いを力に変えて
新たなステージへ進むため、中央へ移籍することを選んだオグリキャップ、彼女の隣りにはいつも最高のパートナーがいました。走り方の基礎をすべて教えてくれた彼は今、隣りにいません。
ですが、彼から、そしてカサマツの仲間たちから託された想いを胸に抱き、日本ウマ娘トレーニングセンター学園の門を叩きます。
そこで彼女を待っていたのは北村穣の叔父、六平銀次郎で、穣が中央へ来るまでの間、彼がオグリキャップのトレーナーとして一時的にパートナーとなります。
一時的にとは言え、甥が育てたウマ娘のトレーナーになることを六平は拒否しています。この振る舞いやこれまでの彼の言動からこの六平銀次郎という人間は、筆者が見習わなくてはいけない人物なのでは。。。
しかしながら、カワイイ甥もとい穣の覚悟、これから進むべき道を見つけた二人を応援するために彼はオグリキャップのトレーナーを引き受けることを決断します。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
本当は自分もオグリと一緒に中央へ行って、彼女と同じ景色を見たい。でも今はそれが叶わぬ夢だから、彼女の隣りに立つために一度別れを選択した穣の覚悟が本当に凄いです。
一緒にいるために、別れる。
一見して相反する言葉ですが、今はこの言葉の意味が理解できる気がします。
オグリと六平の表情から彼女と穣の信頼関係が想像できますよね(笑)
中央を無礼るなよ
日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称『トレセン学園』の構内を案内されるオグリキャップと友人であるベルノライトは彼女たちをこの中央へ招待した張本人、皇帝『シンボリルドルフ』と再会します。
でっ、でたぁああ!!!めちゃくちゃ強そうな人。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
”史上唯一の七冠ウマ娘
その恐ろしいまでの強さから『トゥインクルシリーズに絶対は無いが彼女には絶対がある』とまで言われた”
文章は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
やはりめちゃくちゃ強い人でした(あわわ・・)
サッカーでいうところの、昔レアルマドリードに所属していたアルフレッド・ディ・ステファノみたい。
しかもそんな皇帝にわれらのオグリが嚙みついてバチバチになるなんて。
ことの発端はクラシック登録(※)ができないことから始まります。東海ダービーに出れないなら日本ダービーでタイトルを取ろうと考えていたオグリは、自身がクラシック登録していなかったことを知ります。
新しくできた目標もまた叶えることができないの!?となってしまいますが、規則によりオグリキャップのクラシック三レースの出場は現状実現できないものとなり。。。
もちろんそんなこと認められない彼女は、さっそく中央の重鎮である皇帝シンボリルドルフがいるトレセン学園生徒会室にかちこみます。
そして一言、
あなたの力で私を日本ダービーに出してくれ
おおう、凄いことするなこの娘。。。
そんなオグリの一言に思わず大笑いしてしまう彼女でしたが、そもそもクラシックとは厳格なルールを前提とした格式高いレースであることを説き、オグリの願いを一蹴します。
ウマ娘の世界でも頂点に君臨する彼女のこれまでの経験やプライドが、日本ダービーは特別だということ訴えてくるこの瞬間がとても印象的でした。
※クラシック登録:三歳馬五大特別競走に出走するための登録。日本ダービー、オークス等。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
いきなり中央のプライドをぶつけられたオグリとベルノ、普通ならごめんなさいと謝ってしまうところなのかもしれないですが。彼女は違いました。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
なら、そんな常識私がぶっ壊してやると啖呵を切るオグリとそれを視線で迎え撃つルドルフのバチバチ感が画力も相まって鳥肌ものです。
果たして宣言通りオグリはこれから始まる中央での戦いでそれを証明し、無事日本ダービーへ出走することはできるのでしょうか。
スタートライン
日本ダービーへ出走するために、強さを証明する必要があるオグリは中央のライバルたちとのレースに挑むことになります。
しかし立ちはだかるのはどれも過酷なトレーニングを乗り越えてきたエリートたち。新しい学園のクラスメイト達はみんな強そうなウマ娘たちばかりで、そんな彼女達との最高のレースがここから始まります。
中央のレース場に立ったオグリが見た光景、そして感じる闘志、新たなステージで今まさに走り出す彼女はしかしまだスタートラインに立ったばかりなのです。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第3巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史
ちょこっと感想
ウマ娘 シンデレラグレイ 第3巻はオグリキャップと中央のライバルたちの激闘を描いた物語です。北原穣との約束を胸に、中央のレースを駆け抜ける激闘はハラハラやドキドキ、そしてワクワクと沢山の感情を筆者に与えてくれました。
手に汗握る展開、いろいろな人の思惑、そして何よりオグリキャップは中央で通用するのか、日本ダービーへの出場は叶うのか目が離せません。