ウマ娘 シンデレラグレイ 第6巻 感想 『世界最強は誰だ!!?ジャパンカップ開幕!!』

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第6巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

ここではウマ娘 シンデレラグレイ 第6巻の内容について少しだけ紹介します♪
気になるポイントを紹介しますので是非見ていってください!

第6巻の見所はここ!

・世界中の精鋭ウマ娘達が日本に集結
・”お綺麗なレース”じゃない、海外勢の洗礼
・コインの表と裏のような表現が凄い!

世界中の精鋭ウマ娘達が日本に集結

天皇賞(秋)での『怪物』と『稲妻』の激突から熱が冷める間もなく、二人の再戦はすぐにやってきます。しかも、そのステージは世界中から精鋭を招待したジャパンカップという大舞台です。
ジャパンカップとは現代日本の位置づけとしては、世界中の一流馬を集めて行われる国際GIレースのことを指します。
彼女達ウマ娘の世界でも同じような位置づけとなっており、世界一を決める戦いと言っても過言ではないでしょう。
本巻でわれらがオグリキャップの前に立ちはだかるのは、タマモクロスだけでなく、『ムーンライトルナシー』、『ミシェルマイベイビー』、『エラズリープライド』、『トニビアンカ』といった世界各国で結果を残してきた一流ウマ娘達なのです。
(おいおい、只ものじゃないことはわかっていたが、化け物揃いじゃないか!!筆者も思わず喉を鳴らしたね!)
皆さん格好良すぎます(笑)

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第6巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

そんな飛び切り注目株が集結した中に、一人ある意味で異彩を放つウマ娘がいました。

アメリカ代表『オベイユアマスター』

各国代表ウマ娘達を秘密裏に調査していたベルノライトは、海外勢最後の一人である彼女に出会います。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第6巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

その姿は他の気品溢れるウマ娘達とは違い、おしりを突き出し、芝生に顔を突っ伏したものでした。
んんんん???
ヤバイやつ来たなと読者なら誰もがそう思うでしょう。筆者も思いました。
(でも、なんか可愛いんだよなぁ)
どこか飄々としていて、ベルノライトの質問にも気の抜けるような回答しかしないオベイユアマスター。更に、これまでの戦績は他のウマ娘達と比べると少し見劣りしてしまうものでした。
これは、あまり情報を引き出せないと判断したベルノライトは撤収しようとするのですが。。。そこからアメリカ代表の言葉に少しだけ違和感を覚えることに。

やはり一筋縄ではいかない!?メンバー達の中で勝利の女神は誰に微笑むのか!

”お綺麗なレース”じゃない、海外勢の洗礼

最高のメンバー、最高の大舞台、その瞬間がついに訪れます。
ジャパンカップ開幕です!
世界中から集まったヒロイン達の中で、しかし、主役の座を手に入れることができるのは勝者只一人です。
日本勢のオグリキャップとタマモクロスは、各々自分たちの力を最大限に発揮するための作戦を用意しており、世界一になるべるその時をじっと待ちます。
しかし、そんな二人の思惑を海外勢たちは許すはずもなく、文字通り強大な壁となって立ちふさがります。

それは、”フィジカルによるポジションの奪い合い”です。

各ウマ娘達は自らのベストポジションを死守すべく、フィジカルコンタクト(体当たり!)で”お綺麗なレース”をする日本勢をゴリゴリに削っていきます。
これは海外勢からの洗礼ですね。(こわい。。。)

コインの表と裏のような表現が凄い!

本レースはこれまで以上に、各ウマ娘達にフォーカスされて緻密に描かれています。
オグリキャップ、タマモクロス、ゴールドシチーといった日本勢。
強靭なフィジカルで自らのベストポジションを確保する、ミシェルマイベイビー。
圧倒的な経験数から、レース中にも関わらず冷静に各ウマ娘達の走りを分析する、エラズリープライド。
勝負をかけるきっかけをその洞察眼で刻一刻と狙っている、ムーンライトルナシー。
そして、他の追随を許さないその走りで、現世界最強ウマ娘、トニビアンカ。
誰もがトップクラスで、この中から主役の座を手に入れるのは誰だと、観客や読者は思っている中で、それは遂に仮面の中の表情を表に出します。
いつも飄々としていて、練習している姿を誰も見たことはなく、戦績もパッとしない、あまり注目されていなかったウマ娘、オベイユアマスターは突如、人が変わったかのようにその瞳に光を宿し、ライバルたちに襲い掛かります。
いえ、突如変わったのではなく、上記の行い全てが主役になるために彼女という役者が演じてきた道化だったのです。
取材の時にベルノライトが感じた違和感も、その内の一つで、これはまさにコインの表と裏を上手く使った彼女の、徹底的に道化を演じた彼女の、最高最強の奇策なのではないでしょうか。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第6巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

ここにきて、『伏兵』が加わることで、レースはさらに混沌とした展開へ進んでいきます。
いったいどうなっちゃうの(笑)

ちょこっと感想

急に沢山の魅力的なウマ娘達が出てきて、とても嬉しい6巻となりました。
筆者は実はこの第6巻が発売した頃に、このウマ娘 シンデレラグレイを読み始めました。
友人と書店に行って、本巻の表紙にとても目を引かれたことを覚えています。その場で、その友人からウマ娘の魅力を教えてもらい、興味を持ったので手に取ったのがこの作品との出会いでした。
皆さんにも素敵な出会いがありますように。
また次回でお会いしましょう!

タイトルとURLをコピーしました