ウマ娘 シンデレラグレイ 第8巻 感想 『オグリキャップ×タマモクロス 最強は誰だ!? 白い稲妻篇完結!』

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第8巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

ここではウマ娘 シンデレラグレイ 第8巻の内容について少しだけ紹介します♪
気になるポイントを紹介しますので是非見ていってください!

第8巻の見所はここ!

・最終対決!宣戦布告!
・何のために走るのか、その答えとは
・オグリキャップとタマモクロス 最強の二人の最高の物語

最終対決!宣戦布告!

タマモクロスのラストラン宣言。
このことはオグリキャップだけでなく多くのウマ娘や関係者たちを驚かせることになりました。
一生の戦友であり、目標だったタマモクロスのラストラン宣言に心を大きく乱されそうになるオグリキャップでしたが、今まで戦ってきた戦友の一世一代の告白に正面から向き合うことを選択します。
それがきっと、今まで目標であり続けてくれた彼女に対する最大限の敬意へ繋がると考えたのだと思います。
そして、オグリキャップとタマモクロスの最後の舞台、有馬記念が始まります。
有馬記念とはファン投票によって選ばれた馬を中心に、毎年中央競馬を締めくくる位置づけで行われるGIレースのことを指します。
選ばれし者だけが走ることを許される大舞台、まさに最強二人の最後を締めくくるに相応しい大レースです。
そんな大舞台の前に、やりあう二人のシーンが最高に熱くてテンション上がりまくります。
超えるべき目標ではなく、明確に『超える!!』とオグリが宣言し、それを受けて立つタマ。この二人のバチバチ感がページをめくる手を休ませてくれません。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第8巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

何のために走るのか、その答えとは

常に一歩前を走るタマを見続けてきたオグリキャップ。
天皇賞(秋)、ジャパンカップ、自らに足りないものをずっと探していた。
それを見つけたタマモクロスやオベイユアマスターに憧れに近い感情を抱いていた。
それが彼女の焦りへと繋がり、ゴールの見えない暗闇の中を走り続けていた。
ゴールなんてないのかもしれない、自分にはもしかしたら見つけられないかもしれない、そんな焦燥感の中で、潰れてしまいそうな重圧の中で、それでも諦めず走り続けてきた。
そんなオグリをトレーナーの六平銀次郎、北原穣、カサマツやトレセン学園の友人たち、母親、そして最大の戦友であるタマモクロスがそっと彼女の背中を押してくれます。

何のために走るのか。

戦うべき相手は誰なのか。

いつか問われたこの問いに、彼女は遂に明確な答えを示してみせます。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第8巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

さあ、遂に、最強を脅かす『怪物』がその本当の姿を現します。
最強と最強、白き稲妻と怪物の最終決戦。

オグリキャップとタマモクロス 最強の二人の最高の物語

タマモクロスが彼女を見つけたきっかけは、本当に些細なことでした。
勝てない日々が続き、電車を乗り間違えてたまたま来た地方で、折角ならと地方レースを見物しに来ます。このレースこそ、オグリキャップが初めてフジマサマーチに勝った舞台だったのです。
彼女の走りをみたタマモクロスは、いつか必ず戦うことになると確信し、そこからタマ自身も最強への階段を昇り始めたのです。

地方でアンタを見た時から何となく分かっとった
コイツとは いつか闘うことになるって。いつかきっと・・・ウチの宿敵(ライバル)になるって

文章は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第8巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

ちょっと涙拭いて良いかな。。。

ここが彼女にとってのターニングポイントだったのかもしれません。
勿論、タマモクロス自身の努力や才能によるところが大きかったのも間違いないでしょう。ですが、オグリキャップの走りが、彼女の内にある闘志に火を付けたのもまた間違いないと思います。
この時から、この二人の物語はいつか交差する事が運命となり、苦難や挫折、出会い、栄光、勝利様々な事象を経て、最高の状態で運命の一戦を迎えたのです。

オグリキャップが彼女を意識したのは、圧倒的な力で制覇した宝塚記念の時でした。
日本一のウマ娘になれ、そうフジマサマーチから言われ、仲間たちから元気を貰ったオグリは、この時から最強のウマ娘、タマモクロスに勝つことを目標に掲げます。
そこから、幾重にも挫折を味わい、自分に足りないものを探し、沢山の人々に支えられながら、その目標に向かって懸命に走り続けてきました。
タマモクロスとの最終決戦。
目標にしてきた彼女を今日この時、超えてやる。

画像は「ウマ娘 シンデレラグレイ」第8巻より 漫画/久住太陽 脚本/杉浦理史

ちょこっと感想

怪物VS白稲妻。
白熱の展開を見せてきた、白い稲妻篇が遂に完結を迎えます。
本巻の主役は言うまでもなく最強の二人です。
圧倒的なまでにこの二人が主人公です。
君が、アンタが、いたから最高の私でいられる、そんな想いが何度も何度も伝わってきて本当に熱い!最高です!
そして激熱の展開にもかかわらず、この二人が一緒に走っている光景はこれが最後なんだと思うと涙腺が崩壊します。筆者泣きっぱなしでした(笑)
これまでの互いに感じてきた想いや、過去、友情、信頼、そして絶対に負けたくないという意思、これら集大成が詰まった最高の第8巻となっています。
最高最強の二人が辿り着く果てに何が待っているのか。
そして勝利の女神は最後はどちらに微笑むのか!
最高の結末をその目で是非ともご覧ください。
涙枯れるて。。。。

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