
ここでは薫る花は凛と咲く 第14巻の内容について少しだけ紹介します♪
気になるポイントを紹介しますので是非見ていってください!
あらすじ
怒涛のクリスマスイブを乗り切り、いざ二人きりのクリスマスデートへと向かう凛太郎と薫子。
会うたびに、話すたびにどんどん大きくなる気持ちは、やがて溢れ出てしまう程に二人を包んでいき。。。
そして、沢山の思い出が詰まった一年もその終わりを迎えて、季節は新年へと進んで行く。
初詣や凛太郎の誕生日、新年早々沢山のイベントが待ち受けている中で、それぞれの想いや決意が交錯していく。
本巻のテーマ
『人を”愛おしい”と思う気持ち』
印象に残ったポイント
- 果ての無い感情と移ろいゆく大切なもの
薫子と出会ってから、幾重にも言葉を重ねてきた凛太郎は、クリスマスデートを機にこれまで彼女に抱いてきた気持ちとはまた少し違う感情を自分の心の中に感じ始めるのですが、その姿がとても初々しくて可愛らしいんです。
そして、凛太郎がこれまで自分の支えとして大切にしていたピアスに対する気持ちの変化が印象的でした。 - 颯太郎の一言と薫子のドヤ顔
凛太郎の兄と恋人の予期せぬ顔合わせが起こりますが、この二人のやりとりが本当に最高なんです。
和栗薫子という人間を知った颯太郎が彼女へ送った最高の賛辞と薫子のドヤ顔にニヤニヤが止まりません。 - 二人きりじゃない凛太郎の誕生日
大大大好きな凛太郎の誕生日を友人たち全員で祝うことを望んだ薫子の彼女らしい理由がめっちゃ良いです👍
高校時代という人生において非常に短い時の中で、大切な人たちと過ごす優しい時間。
ストーリーの感想
恋人同士で過ごす初めてのクリスマスデート。
大切な人から受け取るクリスマスプレゼントを前に、薫子の気持ちはこれ以上ないほどに高まっていき、やがて決壊します。
好きの気持ちに底なんか無いのではないかと表現するように、凛太郎に対するブレーキがどんどん効かなくなってなっている薫子。
そしてそれは、凛太郎の方も同じでした。
薫子に対して抱いていた気持ちは、好きとか可愛いとかとにかく沢山あって、毎回彼女に会うたびにそれらの感情に胸をいっぱいにしてもらっていた凛太郎はしかし、今回だけは、これらとはまた別の感情を抱くようになります。
想いが溢れて、たった数秒を”時間が止まったような感覚”と表現する彼のその気持ちは、いったいなんなのか。
初めての恋愛に沢山の新しい気持ちを知っていく二人がとっても初々しくて可愛いと思う一方で、ちゃんとその気持ちの一つ一つに向き合う二人に尊敬してしまうのは私だけでしょうか。
恋人として、パートナーとしてまた一段階、階段を昇った凛太郎と薫子、新しい感情がこれからの二人の関係をどのように結んでいくのか本当に楽しみです。

きっと一生忘れることのない、思い出のクリスマスを過ごした凛太郎と薫子。グンと距離が縮まった二人の関係と同じように時間は進んで行き、気付けば新年を迎えていました。
母親の杏子から、今年はどんな一年だった?と問われる中で、いい一年だったと思うと答える凛太郎。
そんな息子をみる母親としての表情が本当に良いんですよ。親って一生越えられないなぁって感じるほどに。
そんなやりとりと共に素敵な年明け、薫子と初詣へ向かい、そこで遂に凛太郎の兄、颯太郎と薫子が初対面を果たします。
颯太郎が出てきた時の凛太郎のうげぇ!みたいな表情が面白い反面、私個人としてはこの二人の対面はとても楽しみにしていたシーンの一つでした。
大切な弟を良い意味で変えてくれた少女。
そんな薫子に感謝を伝えると共に、自分が凛太郎に何もしてあげられなかったと後悔も吐露します。しかし、そんな彼の言葉に対して、薫子が返した言葉は、そんなことないですよというありふれたものではなくて、少しだけおかしそうに微笑んだあとに、
『兄弟そっくりだなぁと思って』
というものでした。
それは紬凛太郎という人間を近くで見ている一人としてだけでなく、大好きな恋人の言葉一つ一つを心に刻んでいる薫子ならではの回答のように感じました。
この兄弟が、お互いにどれだけの事をやってのけているのか、それを二人共自覚していないことへの愛おしさすら感じているように。
他人の事はこんなにも思いやれるのに自分の事になると、とことん無頓着だなって思ってますよこれ(笑)
颯太郎が背負っていたものに手を伸ばして、そっと受け止めてくれるような優しさを感じられるシーンがとても温かく描かれていて本当に凄いんです。
颯太郎としては大切な弟を見つけてくれた人が薫子で良かったと、そう感じているのではないでしょうか。いや絶対に感じてます!
この後の颯太郎の言葉と薫子の可愛いドヤ顔も最高ですよ。


キャラクターについての感想
- 紬 凛太郎(つむぎ りんたろう)
薫子へ抱く気持ちの変化、そして、長年自分の心の支えとなってきたピアスを付け続ける理由を語る彼は、薫子の恋人として自信に満ち溢れているように感じられて良かったです。 - 紬 颯太郎(つむぎ そうたろう)
凛太郎を良い意味で変えてくれた彼女の予想外の言葉に驚く一方、これまで自分がしてきたことが大切な弟の為になっていたことを知った時の表情が本当に良いです。
凛太郎大好き者同士、これからの二人のやりとりにも注目です。
筆者の感想
薫る花は凛と咲く第14巻。
怒涛のクリスマスが終わり、新年を迎えてまた少しずつ物語が動き始めました。
薫子と颯太郎のタッグは最高です!
凛太郎大好き×凛太郎大好き=無限大
この二人が揃うとそんな数式が浮かび上がるほどに凛太郎への愛が溢れている感じが最高です(笑)
そして、ここでは触れていませんが凛太郎と薫子の関係、颯太郎の気持ち、その他にも本巻では沢山の物語が詰まっています。
沢山の登場人物たちが少しずつ紡ぐ優しいストーリーを皆さんも是非堪能してみてください。
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